O脚の原因となる骨盤のメカニズム

O脚の原因として骨盤の傾きが挙げられます。骨盤の傾きとは、骨盤が前や後ろに傾くということです。

 

たとえば、背中が丸まっている猫背の人は骨盤が後ろに傾いていて、これを後傾型(こうけいがた)と言います。その反対に腰が反ってお尻が出ている(反り腰・出っ尻)人は骨盤が前に傾いていて、これを前傾型(ぜんけいがた)と言います。

 

骨盤が傾くと股関節に影響を与えます。
股関節とは、太ももの骨(大腿骨)の付け根のことです。骨盤が傾くことによって股関節が内側に回転したり、外側に回転したりするのです。すると大腿骨も内側や外側に回ってしまい、脚全体がねじれてO脚やX脚になります。

 

O脚・X脚と骨盤後傾・骨盤前傾の関係

骨盤が前に傾くと股関節は内側に閉じて、大腿骨は内旋(内側に回転)します。これが一般的なO脚で、ひざが内側に向いているのが特徴です。

 

ただし、O脚にも骨盤が後ろに傾いているケースもあります。この場合の骨盤が外側に開き、股関節が外旋します。このO脚はガニ股の様に膝が外側に向いているのが特徴です。

 

O脚とは反対に膝から下がハの字に開いているX脚の場合も、骨盤が前傾している場合と後傾している場合の両方のケースがあります。

 

骨盤が前傾(反り腰)している場合のX脚は、大腿骨は内旋し膝が内側を向きます。
骨盤が後傾(猫背)している場合のX脚は、大腿骨は外旋し膝が外側を向きます。

 

 

以上、骨盤とO脚・X脚の関係についてご紹介しました。

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