O脚と筋肉の関係について

O脚は硬くなった筋肉が深く関係しています。

 

人間の体には無数の筋肉があり、骨にくっ付いている筋肉を骨格筋と言います。骨のまわりにある複数の骨格筋が、さまざまな方向からお互いに引っ張り合って骨を支えているのです。

 

ですが、バランスの悪い体の使い方をしていると、骨を支えている筋肉のバランスも次第に崩れていきます。縮んで硬くなり骨を引っ張りすぎてしまう筋肉と、その反対に衰えて伸びてしまう筋肉です。
この様に筋肉のバランスが崩れることで骨格のバランスがどんどんくおかしくなっていくのです。

 

O脚の原因となる筋肉について

とくにO脚の原因となるのは内転筋(ないてんきん)という筋肉と、小臀筋(しょうでんきん)・中臀筋(ちゅうでんきん)などのお尻のインナーマッスルです。

 

内転筋は太ももの内側に付いていて、骨盤と大腿骨(太ももの骨)をつないでいます。この筋肉が衰えて伸びてしまうと、大腿骨が骨盤から離れていき股関節がゆるんでしまうのです。
これに加えて、小臀筋・中臀筋などのお尻の筋肉が硬くなってしまうことで、股関節が回転して大腿骨がよじれ、O脚が形成されていきます。

 

最初はわずかな歪みですが、次第に脚全体に影響を及ぼします。使われている筋肉はどんどん発達していき、使われていない筋肉は逆に衰えていき、筋肉が脚の骨を外側に引っ張っている状態が普通になってしまいます。すねの外側に筋肉がつき、後ろから見るとふくらはぎが外側に向いている状態です。

 

この様にO脚は骨自体が歪んでいるのではなく、筋肉が深く関係しているのです。
これを改善するには、硬くなった筋肉をストレッチでほぐし、衰えて伸びてしまった筋肉をエクササイズで引き締めていきます。そうすることで、骨を正しい位置に戻すことができるのです。

 

ストレッチのやり方については以下のページをご覧ください。

O脚を治すストレッチ方法

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